~NY雇用法の最新ニュース~:チップ収入者・ファストフード従業員らの最低賃金の新規則

ニューヨーク州労働省(「NYSDOL」)は2015年初旬に新しい規則の提案をいくつかしておりました。それらの一部が、ある種の接客業務(飲食店を含む)を行う従業員を対象とした最低賃金の引き上げと、最高「チップクレジット」額を引き下げを定める案、そしてニューヨーク州、アンドリュー・クオモ州知事の推薦によるニューヨーク州のファストフード賃金委員会の最低賃金を15ドルまで上げる新規則になります。その後、2015年12月23日に前述の新規則二つが正式に可決、ニューヨーク州レジスターに公布されました。

 

これらの新規則は、2015年初旬のNYSDOL原案より変更がないまま2015年12月31日に施行される事になりました。これらに含まれる新規則には、ニューヨーク州のある特定の接客業に就くチップ収入者に対して、最低賃金を時給7ドル50セントし、最高「チップクレジット」額を時給1ドル50セントに定める事が含まれています。同時にファストフード従業員に対しても、ニューヨーク市内に勤める従業員には最低賃金を10ドル50セント、ニューヨーク市外に勤める従業員に対しては最低賃金を9ドル75セントと定める規則が含まれています。ファストフード従業員に対する最低賃金はニューヨーク市内では2018年12月31日までに、州内のその他の市町村では2021年7月1日までに時給15ドルに達するよう、今後一年毎に値上げがされる予定です。

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